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エンタメ小説 SUGOI 20
ぼぎわんが、来る
作品名

ぼぎわんが、来る

著者名
澤村伊智
出版社・出版レーベル
KADOKAWA
刊行
2015年10月刊行

都会のマンションに侵入してくる怪物の正体とは。恐怖に翻弄される一家を3つの視点からサスペンスフルに描いた傑作ホラー。

STORY

東京都内の製菓メーカーに勤める田原秀樹は、出産を間近に控えた妻・香奈と幸せな生活を送っていた。しかし勤務先にひとりの客が訪れたのをきっかけに、その生活は崩れ始める。客に対応した部下は、腕に原因不明の大けがを負って入院。秀樹の周囲では不審な電話やメールが相次ぐ。不安にかられた秀樹は旧友の伝手を頼り、オカルト雑誌ライターの野崎昆(のざきこん)と、その恋人で霊能者の比嘉真琴(ひがまこと)に助けを求める。秀樹には少年時代、祖父母の家で「ぼぎわん」と呼ばれる怖ろしい怪物と遭遇した過去があった。迫りくる怪物から秀樹は家族を守りきることができるのか。

作品の魅力

三重県のとある地方で古くから語り伝えられてきた凶悪な怪物「ぼぎわん」。それが都市部のマンションに侵入してくる怖さを、巧みな語り口と起伏に富んだストーリー展開で描き、第22回日本ホラー小説大賞を受賞した本作。新人のデビュー作とは思えないほどリーダビリティが高く、ホラーに不慣れな読者でもたちまち不気味な世界に引き込まれてしまう。秀樹・香奈・野崎の3つの視点によって構成される物語は、ミステリー的なサプライズを含みながら、家族のあり方という普遍的なテーマを浮かびあがらせる。

DATA

・2015年、第22回「日本ホラー小説大賞」大賞受賞。

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