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エンタメ小説 SUGOI 20
その可能性はすでに考えた シリーズ
作品名

その可能性はすでに考えた シリーズ

(以下2作品含む)
『その可能性はすでに考えた』
『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』
著者名
井上真偽
出版社・出版レーベル
講談社 講談社ノベルス
刊行
2015年9月刊行スタート

奇蹟の存在を証明するため、奇蹟を否定する仮説を論破する探偵像が斬新。手に汗握る「推理勝負」が見所のミステリー。

STORY

この世に奇蹟が存在することを証明しようとしている探偵・上苙丞(うえおろじょう)の事務所に、奇妙な依頼人がやって来た。彼女の名は渡良瀬莉世(わたらせ・りぜ)。10数年前、集団自殺によって崩壊したカルト教団の生き残りだった。不可解な記憶に悩まされ、自分は殺人者かもしれないと疑って生きてきた莉世は、あの日教団で何があったのか調べてほしいと依頼する。調査の結果、本物の奇蹟が起こったと結論づけた丞は、事件の合理的な解釈を提示してくる論敵たちと推理勝負をくり広げる。丞はすべての仮説を論破して奇蹟の存在を証明できるのか。

作品の魅力

奇蹟の存在を証明するため、あらゆる合理的仮説を論破してゆく探偵、というキャラクター設定が新しい。10数年前に起こった奇妙な事件について、一見、矛盾のない解決を携えてやってきた刺客たちを、ほんのわずかな論理のほころびから退けてゆく「推理勝負」のシーンは、スポーツを見ているような興奮がある。最終的に明かされる事件の真相にも仰天させられるはずだ。各種ランキングで高い評価を得たのもうなずける、凝った趣向の作品であり、相棒の中国人フーリンをはじめ、キャラクターも魅力的。アニメ化やコミック化にも向いている作品。

DATA

・2015年、「2016年版本格ミステリ・ベスト10」(国内部門)第5位。
・2015年、「ミステリが読みたい! 2016年版」(国内編)第5位。
・2015年、「2016年版 このミステリーがすごい!」(国内編)14位。
・2015年、「週刊文春ミステリーベスト10」(国内部門)第15位。
・2016年、第16回「本格ミステリ大賞」ノミネート。

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