SUGOI JAPAN

RANOBE SUGOI 20
妹さえいればいい。
作品名

妹さえいればいい。(1〜5巻)

著者名
平坂 読/著
カントク/イラスト
出版社・出版レーベル
小学館 ガガガ文庫
刊行
2015年3月刊行スタート

※巻数表記はノミネート作品のエントリー締め切り(2016年7月31日)時点のものです。現在は続巻が刊行されている場合があります。

ほとばしる“究極の妹”への衝動を作品化する若手作家・羽島伊月と、癖が強すぎる業界人たち。メタ日常系の最前線がここに!

STORY

妹という概念の虜となったライトノベル作家・羽島伊月(はしま・いつき)は、異能バトルものの最新作を、むりやり“妹萌え”の内容に書き換えて原稿を提出し、担当編集者を悶絶させていた。自堕落な伊月は大学を中退してひとり暮らしの専業作家生活を営んでいるが、見るに見かねた弟の千尋(ちひろ)が、日夜生活の世話を焼きに来ていた。さらに後輩作家の銀髪美少女・可児那由多(かに・なゆた)は、熱烈なアプローチとともに押しかけてきて、なかばひとり暮らしではなくなっている。また彼をとりまく業界人も、天才イラストレーターに悪徳税理士と個性的すぎる面々ばかり。唯一、妹にだけは恵まれていなかったはずだったのだが――。

作品の魅力

この作品はライトノベル作家の日常を取り上げている。なかなか見ることができない作家の生活は興味深いが、それだけなら単なる社会科見学に過ぎない。本作が優れているのは何と言っても突出したキャラクター設定である。すべての登場人物に強烈な個性があるのだ。本作で描かれている旅行や季節行事などの様々なイベントでは、賑やかなキャラクターたちが平凡な日常を“非日常”に変えてくれると同時に、読者も巻き込む勢いで物語が展開するので、自分たちもまた同行しているような気分で楽しめるのだ。

DATA

・2015年、マンガ化。
・発行部数、累計52万部超(2016年時点)。