SUGOI JAPAN

RANOBE SUGOI 20
安達としまむら
作品名

安達としまむら(1〜6巻)

著者名
入間人間/著
のん/イラスト
出版社・出版レーベル
KADOKAWA 電撃文庫
刊行
2013年3月刊行スタート

※巻数表記はノミネート作品のエントリー締め切り(2016年7月31日)時点のものです。現在は続巻が刊行されている場合があります。

最初はただのサボり仲間、だけどいつしかしまむらのことが気になっていた。友達と恋人の間で揺れ動く、女子高生たちの淡い日常。

STORY

安達としまむらは高校1年生。授業をサボっていたときに、体育館の2階で出会って友達になった。安達は学校中に知れ渡った不良少女。安達ほどではないもののサボり癖のあったしまむらは、授業中も教室の外で彼女と一緒に過ごすようになる。好きなテレビや料理の話をすることもあれば、授業中で誰もいないことをいいことに、勝手に卓球台を出して遊ぶことも。やがて時間を共有するうち、安達は同性であるはずのしまむらに恋愛めいた感情を持ってしまい……。

作品の魅力

この作品では、他の小説では当然のように発生する大きな事件は起こらない。安達としまむらのふたりの関係を中心に、何気ない些細な話題や思いつきのような遊びの様子が一切の焦りなく淡々と綴られる。その穏やかな時間は永遠にそこに浸っていたいと読者に思わせるのだ。だが、その心地よさゆえに安達はしまむらのことを意識してしまい、穏やかな日常の中で些細な心境変化が大ごとになる。日常に煩悶を呼ぶ少女同士の繊細な関係は物語を感情豊かに彩り、その淡い過程を卓越した筆致で描き出す。

DATA

・2016年、マンガ化。