SUGOI JAPAN

MANGA SUGOI 20
波よ聞いてくれ
作品名

波よ聞いてくれ(1〜2巻)

著者名
沙村広明
出版社・出版レーベル
講談社 アフタヌーンKC
刊行
2015年5月刊行スタート

※巻数表記はノミネート作品のエントリー締め切り(2016年7月31日)時点のものです。現在は続巻が刊行されている場合があります。

酒に酔った自分の恥ずかしい恋愛語りが勝手にラジオで放送!? 成り行きでラジオDJになった女の奔走を描くハイテンションコメディ。

STORY

失恋して5日目、鼓田(こだ)ミナレは酒場で知り合った麻藤(まとう)という男に愚痴をこぼしているうちに泥酔して記憶を失った。翌日、勤務先のスープカレー屋で仕事をしていたミナレは、思わず店を飛び出した。店内で流れていたラジオが、昨夜酒に呑まれた自分が麻藤を相手に延々と語った恋愛トークを放送し始めたからだ。ミナレが向かった先はラジオ局。ディレクターだった麻藤にそそのかされたミナレは、怒り心頭に発しながらも成り行きで生トークをすることに。それがきっかけで、ミナレはラジオDJになるのだが――。

作品の魅力

小ネタを盛り込んだリズム感とキレのある主人公・ミナレのマシンガントークがクセになる面白さ。常にハイテンション、ハイテンポで駆け抜けるように進むストーリーに乗せられているうちに、ミナレの強烈なキャラクターに魅了され、彼女の“しゃべり”をずっと聞いていたくなってしまう。音声が聞こえるはずのないマンガからミナレの声が本当に聞こえてくるかのような臨場感も本作の大きな持ち味。気持ちよく笑えるドタバタコメディでありながら随所に伏線が張ってある構成も巧みで、ラジオDJとなったミナレがこれからどんなことをしてくれるのか、先が楽しみな作品だ。

DATA

・2015年、「このマンガがすごい!2016」(オトコ編)第6位。