SUGOI JAPAN Award2016 マンガ、アニメ、ラノベ、エンタメ小説。日本のスゴイ!を、世界のスゴイ!へ。

ラノベ SUGOI 20
エスケヱプ・スピヰド
作品名

エスケヱプ・スピヰド(1~7巻、異譚集)

著者名
九岡望/著、吟/イラスト
出版社・出版レーベル
KADOKAWA 電撃文庫
刊行
2012年2月刊行スタート

※巻数表記はノミネート作品のエントリー締め切り(2015年7月31日)時点のものです。現在は続巻が刊行されている場合があります。

荒廃した戦後の世界で、死にそびれた最強の決戦兵器たちが存在を懸けて激突。超高速で疾走する和製サイバーパンク・アクション!

STORY

昭和一○一年八月。極東の八洲国の都市《尽天》は、二十年前の戦争により巨大な廃墟と化していたが、冷凍睡眠で戦火を逃れた人々がごくわずかに活動していた。その一人である少女・叶葉は、ある日暴走した戦闘兵器に襲われたところを一人の少年に救われる。彼の名は金翅の九曜。八洲軍の技術の粋を集めた戦略兵器《鬼虫》の一人である。叶葉を「暫定司令」とした九曜は、生存者たちの用心棒となる。だが、九曜には同じ鬼虫である《蜻蛉》の竜胆と戦うという目的があった。

作品の魅力

本書最大の見せ場は九曜と竜胆の対決にある。戦争が終わり無用の存在となった竜胆は死に場所を求めていたが、同時に「意思」を持つ敵対者を渇望していた。唯一、能力的に竜胆を倒せる可能性を持っていたのは九曜だったが、竜胆と異なり、彼には「戦って死ぬ」という兵器としてプログラムされた行動理念しかなかった。だが九曜は、叶葉との交流を通じて「意思」を手に入れることに成功する。それは「生きたい」という願いだった。かくして、存在理由を失ってなお「意思」を持つ二人の演じる凄絶な決闘は、読む者を震撼させるのである。

DATA

・2011年、第18回「電撃小説大賞」大賞受賞。

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