<ラノベ>
ノミネート作品「SUGOI 50」

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人類は衰退しました(1~9巻)

<作品名>

人類は衰退しました(1~9巻)

<著者名>

田中ロミオ/著、戸部淑/イラスト

<出版社・出版レーベル>

小学館 ガガガ文庫

<刊行年>

2007年刊行スタート

STORY

人類が衰退して数世紀が経った世界。わずかに残った人類の代わりに、世界で繁栄しているのは「妖精さん」と呼ばれる存在だった。本作の語り手は、「わたし」という一人称の謎の少女。妖精と人間の関係を取り持つ調停官であり、お菓子作りが得意で、よくお茶とともに妖精に与えている。楽しいこと好きの妖精たちは、紙から新しい生命や文明を作り出すような、超常現象を巻き起こす力を持っている。妖精に好意を寄せられる「わたし」は、厄介事に巻き込まれながらも、日々妖精たちとコミュニケーションをし、その記録を調停官としてまとめ続ける。

作品の魅力

本作の特徴は、一言でいえば、「妖精さん」がかわいい、ということになる。ひらがなのみで綴られる独特なリズムの会話は、読めば読むほど癖になる。「妖精さん」の巻き起こす奇想天外な事件は一見すると童話的なのだが、実はSF的な感性によって支えられているのも見逃せない。童話的な要素と科学的な要素が、妖精さんというかわいらしさの化身によってまとめあげられているのが、他にはない本作の魅力なのである。

DATA

・2010年を皮切りに、数回にわたりマンガ化された。
・2008年、「SFが読みたい!」ベストSF2007国内篇第15位。
・2012年、テレビアニメ化。