<ラノベ>
ノミネート作品「SUGOI 50」

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シュピーゲル・シリーズ

<作品名>

シュピーゲル・シリーズ

(以下3作品含む)
 『オイレンシュピーゲル』(全4巻)
 『スプライトシュピーゲル』(全4巻)
 『テスタメントシュピーゲル』(1巻)

<著者名>

冲方丁/著

白亜右月(『オイレンシュピーゲル』)・はいむらきよたか(『スプライトシュピーゲル』)・島田フミカネ(『テスタメントシュピーゲル』)/イラスト

<出版社・出版レーベル>

KADOKAWA 角川スニーカー文庫(『オイレンシュピーゲル』)
KADOKAWA 富士見ファンタジア文庫(『スプライトシュピーゲル』)
KADOKAWA 角川スニーカー文庫(『テスタメントシュピーゲル』)

<刊行年>

2007年刊行スタート

STORY

シュピーゲル・シリーズは、『オイレンシュピーゲル』『スプライトシュピーゲル』『テスタメントシュピーゲル』という、三つの作品群からなる同じ世界観の物語である。舞台は2016年の元ウィーン、今は国連管理都市ミリアポリスと呼ばれるところだ。少子高齢化が甚だしく進んだこの世界では児童労働が解禁され、また身体障害児についてはサイボーグ化が認められている。本シリーズで描かれるのは、機械の手足を獲得し、テロや犯罪に対抗する警察組織の一員として活躍する少女たちの物語である。

作品の魅力

本作の特筆すべき要素は多岐に渡る。現実のテロや社会問題を咀嚼して設定されたサイバーパンク的世界観は、私たちの想像力を刺激し、悲運な境遇からサイボーグ戦士として活躍する少女たちの姿は、躍動的で魅力的だ。戦闘描写は記号を駆使して速度や情報の並列性が示され、そんな世界観を意に介さない軽快で楽しげな会話が織りなされる。ルビや漢字を巧みに用いて設定された専門用語は格好よく、組織や兵器にリアリティが満ち溢れている。何よりも、それらの要素が全て一冊に詰まっていることが、本書の魅力そのものなのである。

DATA

・2004年、スニーカー大賞10周年特集として制作された。
・2006年、『オイレンシュピーゲル』(角川書店)、『スプライトシュピーゲル』(富士見書房)が同時に連載開始。2009年には著者最後のライトノベルとして『テスタメントシュピーゲル』(富士見書房)が刊行開始。
・ 2009年、『スプライトシュピーゲル』が少年画報社でマンガ化。
・ 2010年、『オイレンシュピーゲル』が講談社でマンガ化。
・ 2011年、『テスタメントシュピーゲル』が少年画報社でマンガ化。