<ラノベ>
ノミネート作品「SUGOI 50」

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狼と香辛料(全17巻)

<作品名>

狼と香辛料(全17巻)

<著者名>

支倉凍砂/著、文倉十/イラスト

<出版社・出版レーベル>

KADOKAWA 電撃文庫

<刊行年>

2006年刊行スタート

STORY

若い旅の行商人クラフト・ロレンスは、旅のさなか、馬車の荷台に忍び込んだ密行者ホロと出会う。ホロは「ヨイツの賢狼」と呼ばれる狼の化身の少女だった。彼女はパスロエ村に宿った豊作の神であったが、農業技術の近代化にともなってないがしろにされるのを儚み、自らの故郷へ帰るべく馬車に飛び込んだのである。二人は行商の旅を共にすることとなり、ホロは要所要所でロレンスに商売の知恵を与えていく。やがてロレンスは一人の商人として成長していく。

作品の魅力

剣と魔法の物語を王道とするライトノベルにおいて、香辛料などの商品を扱う「交易」をテーマに展開される本書は、ハイファンタジー的な作風とライトノベル技術が融合した新機軸の作品として読者に新鮮な驚きをもたらした。商売の機微を扱うことで、登場人物の繊細な感情や人間関係の表現が可能になるとともに、経済を描くための重厚な設定や価値観そして時代考証によって、人々の息遣いや生活感がリアルに伝わってくる。それが読者の感情移入を深め、ライトノベルでは見慣れない「経済もの」が大ヒットすることへと繋がった。また、作中で描かれるホロとロレンスの人間ドラマであり恋愛ドラマも読者に強く支持された。

DATA

・2005年、第12回「電撃小説大賞」銀賞受賞、著者デビュー作。
・売り上げ、累計400万部超(2012年時点)。
・2007年、マンガ化。
・2008年、テレビアニメ化。
・2008年、PCゲーム化。
・2007年~2009年にインターネットラジオの配信が行われた。
・「このライトノベルがすごい!2007」作品部門第1位。