<マンガ>
ノミネート作品「SUGOI 50」

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聖☆おにいさん(1~10巻)

<作品名>

聖☆おにいさん(1~10巻)

<著者名>

中村光

<出版社・出版レーベル>

講談社 モーニングKC

<連載スタート年>

2006年連載スタート

※作品名の読み方は「セイントオニイサン」

STORY

東京都立川市のアパートでルームシェアをしている二人の若者は、実はキリスト教の教祖・イエスと仏教の教祖・ブッダだった。世紀末を乗り越えた二人は、バカンス気分で下界の平和を漫喫しているのだ。二人は上京したての貧乏学生のような生活を送りながら、ディズニーランドに行ったり、ブログを書いたりといった現代のライフスタイルを楽しんでいる。しかし、一見いまどきの若者のようでありながら、ついつい神々しさがにじみ出て、宗教用語を口走ってしまう。二人の聖者をユーモラスな仲良しコンビとして描いた青春コメディ。

作品の魅力

本来は崇拝の対象である偉大な教祖が、身近にいそうな若者として描かれることで、日常の出来事が聖者の目を通した新鮮な笑いへと転化された。随所に宗教用語を用いたギャグが盛り込まれ、かつてない笑いを生み出した。その笑いは宗教的なものを見下した嘲笑ではなく、漫才のような「ボケ」と「ツッコミ」により、人と人との距離を縮めようとする和気あいあいとした笑いとなっている。贅沢な暮らしをするよりも、節約生活の中で日々の楽しみを見つけていくことに喜びを見出す現代の若者の感性にマッチし、大ヒットへとつながった。

DATA

・発行部数、累計1000万部超(2013年時点)。
・2008年、「このマンガがすごい!2009」オトコ編第1位。
・2013年、「全国書店員が選んだおすすめコミック2013」第1位。
・2009年、第13回「手塚治虫文化賞」短編賞受賞。
・2013年、劇場版アニメ化。